有る卸問屋で初めて見る寅砥が出て来たので見て欲しいと依頼が有りました。
見た所、天草虎砥では無い事は判りました。
其処の卸元が昭和20年代〜40年代後半迄、東北の夏屋砥や恵比寿砥を
仕入れていて京都本山虎砥として名前を付け関西方面中心に中部方面
西日本方面で捌いていたそうです。
夏屋砥や恵比寿砥も上記と同じ理由から仕上げた商品を仕入れていて販売
していたので其処の卸元も加工はしていなかったそうです。加工しても
殆ど製品の状態でしたので面を付ける程度との事でした。
資料用の恵比寿砥と比較すると石質が違うので恵比寿砥の候補から外れ
次に資料用の伊予砥と比較して見て伊予砥でも有りませんでした。
資料用の夏屋砥と比較すると微妙に似ています。
夏屋砥の卸元に相談すると其処の卸元では8切りは製造しないとの事で
夏屋砥の8切りは他にも見た事が無いとの返事でした。
可能性とすれば夏屋砥の可能性が高いのですが8切りでは説明が
付きません・・・確証が得られ無いので産地不明と致します。
夏屋砥の十五切りと比較すれば御値打ち感が有ります。
養生必要!
其の事を承知で慎重に判断をして下さい。面は付いていません。
品名 :中砥
商品名:産地不明・・・ 八切り 最上!
寸法:(約)縦220×横75×高さ105mm
重量:(約)4070g
数量:1丁
販売価格 |
30,000円(税込33,000円)
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型番 |
nakato0031 |